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2012.07.22

90歳の先生宅へ。

2昔から家族でお付き合いいただいている石崎可秀氏のお宅へ久々にお招きいただいた。 御とし90歳の先生は、かの湯川秀樹・朝永振一郎両博士のお弟子でもある原子核の専門家。 石崎氏は、昭和20年に広島に巨大爆弾が落ちた直後に現地へ乗りこんで「原子爆弾」と判定した学者メンバーの一員だったそうで、まさに歴史の証人でもある。 東大原子核研究所の教授を長年勤められ、御歳ながらも、今は元気にお一人で自適生活を送られている。 先生は芸術や歴史にも造詣が深く、そのお話しは宇宙の成り立ちから太古の芸術までとめどない深遠へ。 お宅の居間にはハッブル宇宙望遠鏡が捉えた美しい天体の写真が何点も飾られていた。
興味深かったのは、東京スカイツリーのデザインのお話し。 かの安藤忠雄氏とともに東京スカイツリーのデザイン監修を務められた元東京芸大学長の澄川喜一氏が石崎先生の教え子だったとか。 その構造は、法隆寺五重の塔と岩国の錦帯橋をお手本にしたと聞いてビックリ。 1000年以上も前の日本の技術や構造設計が最新技術満載の純国産タワーのモチーフになっているというお話しにはたいへん感銘を受けた。
先生の専門領域が「原子核」なだけに、お宅へお伺いする前には「原発」の話題にも触れられるのではないかと思っていたのだが一切ナシ。 お別れ間際に「健康」の話題に。 今もスポーツジムに通い、クルマを運転される先生の健康の秘訣を伺ったところ、「血液をキレイに保つこと」だとか。 そうすれば脳や躯体の老化を防ぐことができる、と。 ただし、血をキレイにする方法は個人によって違うのだそうで、その中身については「責任が持てないので、言いません」。 そんなところに、科学者としての良心と気概のようなものを感じた。
Photo
お宅に飾られている先生のコレクション。数百年も前の逸品の数々。

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コメント

zapさん、ややご無沙汰してます。

身近にそんな人がおられて宜しいなあ。
血をきれいに保つ以前にわたしにゃ果たして血があるのだろうか、と時折思い出したように指先から血玉を出して血糖値を測ったりなんぞしていますが、今のところきちんと赤い血が出ています。

ではまた。

投稿: 赤壁周庵 | 2012.07.23 06:50

周庵先生。

ワタシなぞも、自分の中に血が流れている実感がないので、
検査で採血してもらうたびにドス黒い血液が注射針経由で
容器の中に満たされるのを見て不思議な気分になりますナ。
よく見るとかなり濁っているので、はやく濾過か何かして、
サラサラにしたいナと(^^)

zap

投稿: zap | 2012.07.24 00:13

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