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2011.12.25

写真のボケを楽しむ。

Photo最近写真を撮るときに使うことの多い小型デジカメやケータイはとてもキレイに写る反面、たとえば、手前の人物から背景まで全体にピントが合い、奥行き感の乏しい平板な絵に仕上がってしまうことが多い。 これは、カメラの撮像素子、つまりフィルムカメラでいうフィルム、人間の眼の網膜に相当する部分のサイズがとても小さいため、いわゆる被写界深度が深くなることで起こる現象だ。
一方、普段はアタリマエ過ぎて気づかないが、眼でモノを見たり景色を眺めるとき、注視している「視点」以外の大部分はボケボケだ。 でもこれでヒトは日常困ることはなく、却って自然な見え方として感じ取っているように思う。
ワタシは最近、写真をより自然に美しく撮るため、この「ボケ」にこだわる絵づくりにあらためて興味を持つようになった。 これは、見た目に近い自然な絵が撮れるということだけではなく、背景のディテールなど余計な要素をあえて抑え、写しとる対象やテーマをより鮮明に浮き立たせるため有効と思うからだ。
Photo_2この「ボケにこだわる絵づくり」はどうやら日本が元祖らしく、欧米の写真投稿サイトを眺めると、確かに全面にピントの合った、いわゆるパンフォーカスな写真が多く見られる。 が、近年の日本製高級カメラ向けレンズの大口径化も手伝ってか、世界のカメラマニアもこの「ボケ」に興味を持つようになったとか。 事実、ボケを絵づくりとして効果的に使う手法を英語で“Bokeh(=ボウケェ)”と言うそうで、もちろんこれは日本語の「ボケ」がそのまま英語化したもの。

Photo_3先日買ったデジタル一眼カメラ用のオリンパス製レンズ「ZUIKO 12㎜ F2.0」は、広角レンズながら、口径も大きく、絞りを開けて撮ったときの背景のボケ方が実に美しい。 もちろん、ピントの合った部分の描写も素晴らしく、普段使いのズームレンズと較べると、「やはり固定焦点レンズの勝ち!」と思ってしまう。
このオリンパスのレンズを付けて家の側で撮ったスナップ写真をご紹介。 モノクロも良い味が出て面白い。 ちなみに、このレンズを手に乗せて撮ったレンズはパナソニック製の「LUMIX 14㎜ F2.5」で、これも美しい描写をする。 で、たった焦点距離2㎜の差しかないこんな二つのレンズを立て続けに買うワタシは、ほとんどビョーキ、かも(^^)
Photo_4メリークリスマス!

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