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2011.02.06

流氷、初見参。

Photo仕事でめずらしく網走へ。 めずらしいのは北海道・網走という場所もさることながら、日本一寒いエリアに一年で最も寒い時期に行く、ということだろう。 今年は例年になく日本各地で降雪と低温に見舞われているが、道東もかなりな低温で、ワタシが行った2月1日は普通にしていてマイナス10℃を下回る寒さで、深呼吸をしようとすると気管が凍って痛むような感じ。 地元の人に訊くと、今年は普段の年よりも低温が続いているとか。 さらに内陸へ入ると、マイナス20数℃を記録したというから、文字通りの酷寒だ。
仕事のメインだった顧客インタビューを予定どおり終え、帰路につくまでの時間が少し空いたため、2~3日前に接岸したという流氷を見てきた。
ワタシは札幌に住んでいたこともあるのに流氷を拝んだことがなく、「海が凍っている」ぐらいのイメージしか持っていなかったが、実際に岸へ行って眺めてみると、「流氷」の文字通り巨大な氷が遠方から流れ着いて来たであろう様子がわかる。 一部に氷の割れ目から海水が見て取れるものの、水平線まで続く氷の大平原はほんとうに見事。 訊けば、ここに漂う巨大な氷は、遥かサハリンの北、ロシアの大河・アムール川の水が寒さで凍りつき、その氷が遠路はるばるやってくるものだそうだ。 従って流氷の氷は塩分をあまり含まないらしい。 また、この巨大氷に乗ってアザラシやキツネ、オオワシといった動物がロシアからやって来るそうで、流氷は動物にとって天敵から逃れつつ海外旅行ができる“船”の役割も果たすらしい。 さらに流氷の“出身地”アムール川の水は滋養が豊富のうえ、氷に植物プランクトンが多く付着しているため、これをエサに動物プランクトンが増え、オホーツク海の漁場を豊かにする。 流氷は単に凍りついた海、ではなく、イキモノにパワーを与えてくれる冬の“メッセンジャー”とも言える。
1ワタシが流氷を拝んだ能取岬では、一匹のオオワシが流氷の上空を悠然と滑空していた。 このオオワシ。 ロシアから流氷に乗ってやって来たとすると、もう故国へは帰れないのだろうか、なんてニンゲン的なスケールの小さい心配をしてしまった。

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コメント

アムール川から流氷に乗りキツネがオホーツクに来る

 という事は、人間も流氷に乗り北海道に来たんでせうか?

 哲ちゃんから、昔、よくオホーツクの流氷の話は聴きました。夜も流氷がうるさくて寝れんそうですね。

 先日、襟裳岬に流氷が来た時の話を聴きましたが、それ以来、昆布が採れるようになったそうですね。海岸近くの海底を掃除してくれるそうですよ。

 そうそう、この流氷ですが、来なくなる可能性があるそうです。北方の島々の関係ですが、僅かな島の間を抜けて流氷は来るそうですが、最近、変化があるらしい。

投稿: jo | 2011.02.10 11:07

joさん

神戸の伯父が亡くなり不在でしたのでご返答が遅くなり申し訳ありません(゚ー゚;

オホーツクの流氷は接岸すると“鳴く”そうですね。ワタシが見たときは静かでしたが、
風や海流によっては氷が擦れあって大きな音を出すと聞いたことがあります。

アザラシやキツネがOKなら、ニンゲンだって流氷に乗ってロシアから北海道に来れるんでしょうね。
でも、そんな人が来たら来たで困るでしょうね(*^-^)

zap

投稿: zap | 2011.02.13 01:41

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