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2010.12.05

現代最高の、ピアノ。

Photoジャズピアニストの岸ミツアキさん。 奥さまともども長年親しくしていただいていて、この週末、昔の仕事仲間とともに恵比寿のご自宅へお招きいただいた。
岸さんはジャズピアノの最前線で活躍されているが、近年ではロシアをはじめ、海外公演も精力的にこなし、そのファン層はワールドワイド。 数多くのCDアルバムは、音楽としてはもちろん、それぞれの“テーマ”が素晴らしい。
その最新CDアルバム「インセンティヴ」は、岸さんが今年“新調”したピアノ「ファツィオリ」で録音されているのだが、その現代最高と言われるファツィオリを、ご自宅で見せていただいた。

ピアノの世界では、スタインウェイやベーゼンドルファーといった名門メーカーが老舗として有名だが、ファツィオリはイタリアで1981年に設立されたピアノフォルティー社のブランド。
そのものづくりの姿勢には、19世紀からの歴史と名声を誇る先輩ブランドを凌駕するための品質に対する徹底したこだわりが随所に見られる。
ファツィオリのピアノは35人の熟練した職人による100%手造り。 一台のピアノが完成するまでに約3年を費やすと言い、響板に使用される木材は弦楽器の名器ストラディバリと同じイタリア・フィエンメ(Fiemme)渓谷から伐採された“赤トウヒ”を使用している。 そして響板製作後は温度調整された部屋で2年間のシーズニングが施されるという徹底振りだ。 完成したピアノは社長のパオロ・ファツィオリ氏自身がすべて試弾・最終チェックし工場から出荷するとか。

Photo_3岸さんのピアノは、そのファツィオリのレギュラーモデルではなく、彼自身のリクエストによる特注品。 ご自宅の居間に鎮座した“F183”モデルは、それ自体強烈な存在感を放っていた。岸さんが長年弾きこなしてきたベーゼンドルファーを手放すからには相当な覚悟があったと思われるが、その“オーラ”に当たっただけで瞬時に納得した。
「少しだけ!」と言って岸さんに弾いていただいたが、柔らかくまろやかな音色に加え、現代イタリアを象徴するかのような明るくシャープ、そして最上の“お洒落”なサウンドの一端が充分に聴き取れた。

ファツィオリのピアノはその値段も世界最高と言われるが、岸さんのスペシャル・モデルを拝ませていただいた夜、無粋なので、モチロンそんな話題は出さなかった。(が、気になりマス・・)

いつか、このファツィオリで生演奏をタップリ聴かせていただけるチャンスがあれば、幸せ。

【岸ミツアキさんの最新CDアルバム「インセンティヴ」】
Photo_4

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コメント

zapさん、ご無沙汰しとりますです。
Fazioliのピアノは、当地の国際ピアノコンクールで今年、初めてお目にかかりました。
本選で2位になったお姉さんがこのピアノを弾いていたと記憶しています。
弾く人にも依るのでしょうけど、輝かしく透明な音のような気がしました。
我が家では、嫁さんが嫁入り道具に持って来たYAMAHAのアップライトが娘どもの物置きと化していますが・・・(今はモロゾフのアドヴェント・カレンダーが二人分、置いてあります。)

投稿: 赤壁周庵 | 2010.12.05 20:08

赤壁周庵さん。まいど。

Fazioliのピアノをステージで聴いたことはまだありませんが、
日本ではまだ数が少ないようですね。
ぜひ一度ホールでの響きを聴いてみたいものです。

確かにアップライトピアノは『物置き』として便利どす~
昭和30年代のその昔、公団住宅の6畳と4畳半に4人家族で住んでいたとき、
ピアノにお雛さまをフルセット飾って、それは見事でした。
寝る場所もなかった、懐かしい、昭和の風景(*^-^)

zap

投稿: zap | 2010.12.05 22:39

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