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2010.11.21

ハトが、来た!

Photo寒さも一服の週末。 自宅の部屋でくつろいでいると、なんやら窓をコツンとたたくような音がしたのでネコかなと思って外に目をやると、欄干にハトがとまっている。 しかも部屋の中を窺う様子のまま、ジッとしているのだ。 窓ガラス越しとは言え、室内で人影が動けば逃げるだろうと思いつつ近づいてみても一向に飛び去ろうとしない。 さすがにガラス窓を開ければ驚いて逃げるに違いないと思いつつそろりと窓を開けるのだが、それでも動じることなくその場所でおとなしくしている。さらにハトに接近してよく観察すると、普段そこらに群れている普通のハトとは明らかに違い、二回りほど大柄で艶もいい。そして眼が大きく見開いていて、脚がシッカリしている。その立派な足元をよく見ると、脚環がついていた。
スグに逃げ出さない素振りも含めタダモノではない様子のこのハト君。ニンゲンに大切に育てられた“レース鳩”と判明した。

レース鳩。 その昔は「伝書鳩」と呼ばれ、その帰巣本能を利用して新聞社や通信社、さらには戦時中には軍の情報伝達手段として活用されていたとか。通信手段が充分に発達した今となってはさすがにハトに頼ってニュースを運ぶことはなくなったが、その飛翔能力と帰巣本能を利用した“鳩レース”を楽しむ人が結構いるらしい。
ハトの帰巣本能のメカニズムはいまだによく判っていないのだそうだが、訓練を積めば数百キロ、中には1,000㎞以上も飛ぶツワモノもいるとか。

ハトで思い出すのは、小学生の頃、“ハトブーム”のような一時期があって、ワタシもどういう訳か無性にハトが飼いたくなったことがあった。ハトの飼い方の指南本を買って読み、当時住んでいたアパートのベランダに設置する鳩舎の設計をホンキでやった。満を持して親に“計画”を披露すると、公団住宅でそんなもの飼えるワケないでしょ、と一蹴され断念。代り(?)にジュウシマツのつがいを育てたことを思い出す。

今回我が家にやって来たハト君。 レース中に羽休めをしていたのかも知れないが、窓をコツンとたたいてジッとしていたところを見ると、ひょっとしたらエサでも欲しかったのか、はたまた何か伝えたいことがあったのか。広角レンズを使って至近距離で“記念写真”を撮っても動じないその格調高い風情を見ていると、平和の象徴としてこの鳥が大切にされてきた理由がわかるような気がする。

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コメント

zapさん、ご無沙汰。
鳩から十姉妹ではえらい計画変更でんなあ。
私も昔々、十姉妹計六羽を飼っていたことがありましたが。さすがに鳩の代わりではありませんでした。
「伝書鳩」は死語ですか。実は「レース鳩」という用語は今初めて知りました。
ヨワイ五十数年ではまだまだ洟垂れであることがよっくわかりました。(^^;;;
まあそれはともかく・・・
この鳩くんは何か密書でも携えていませんでしたか?「ははっ。あぶり出しになっております」火にかざすと浮き出てきた文字は「アホ」。いしいひさいちの忍者漫画にそんなのがあってつい。(^^;;;

投稿: 赤壁周庵 | 2010.11.21 19:04

赤壁周庵さん、まいどです~。

伝書鳩のメッセージをあぶり出したら「ハズレ」なんて出てきたらオモロイやろね。
今回来訪したハト君の脚には電話番号の書かれた輪が付いていたので、電話してみたい衝動にかられましたが、この番号を読み取るのは至難のワザなので諦めました。

ところで、ジュウシマツって十姉妹と書くことをヨワイ五十数年で初めて知りました(゚ー゚;
てっきり十四松だと思っていましたね~。赤塚不二夫ファンとしてはやむなし、かと。

zap

投稿: zap | 2010.11.21 21:53

こんにちは^^

すごい落ち着きっぷりですね>ハトさん
撮っている方のzapさんの方が「飛ぶなよ飛ぶなよ~」とドキドキしていたのでは(*^m^)?
"記念写真"と書かれているところにzapさんの写真を撮られる時のこだわりが感じられるのは気のせいでしょうか^^
それにしてもハトさんが寄ってくるなんて羨ましいです。一緒に写っている欄干もステキです^^

投稿: ゆうたん@ | 2010.11.23 10:33

ゆうたん@さん、まいどどうもです(*^-^)

そうなんです。このハト君、見事な落ち着きぶりで、
この写真を撮るためにハトの目の前でワイドレンズに交換しても、
撮られるのを待っているかのようにジッとしていました。

何枚か撮ってその場を引き上げると、いつの間にか居なくなってきました(゚o゚)w
きっと、カメラを向けられるのに慣れているのかも知れません。本当にカワイかったですよ。

zap

投稿: zap | 2010.11.23 12:24

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