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2010.06.20

20数年振りの、暗室。

Photo最近、若い人だけではなく、シニアのあいだで写真を趣味にしている人が増えているとか。とくに、少し前はカメラというものにあまり縁がないと思われていた女性が、本格的に写真に取り組んで、楽しんでいる場面をよく見掛けるようになった。これはとりもなおさず、簡単操作でキレイな写真が撮れるデジタルカメラが手頃な値段で入手できるようになったことによるのだろう。が、ワタシは、写真本来の面白さ、楽しさを感じる場面が、かつてに比べて格段に増えてきたことがその大きな理由だと思う。
それは、自分で撮った写真を他人さまに見せる、という行為。たとえば、パソコンやケータイメールで親しい人と写真を遣り取りしたり、ブログの記事についさっき撮ったスナップ写真を載せたり、あるいは、友人にプレゼントするプリントが自宅で手軽に作れたり・・・
つまり、カメラのデジタル化は、撮影という行為を身近にしたことに加え、その後の“作品の共有”という、フィルムカメラ全盛の頃は少し難しかった楽しみ方を、一気に身近にした。そのことが、世代性別に関係なく、写真を楽しむ人を増やした理由だろう。

一方ワタシのように、昔ながらのモノクロフィルムを半世紀近くも前のカメラに詰めて、撮ってきたフィルムを薬品で現像し、できたネガを暗室でこれまた薬品まみれになりながらせっせとプリントを一枚ずつ造り上げることに悦びを感じる“偏屈モノ”もいまだに地球上に大勢いるのも事実。
CDやiPodなどのデジタルオーディオ全盛の今も、30センチのLPレコードに聞き惚れるオジサンがこれまた地球上に山ほどいるのと同様、デジタルとアナログが共存し、写真の楽しみ方の裾野が広がった、とも言える。

さて、その偏屈オヤジのワタクシが、この8月2日からの東京・京橋のギャラリーでの展覧会に出展する写真を、先週からこの週末に掛けて、自宅のにわか暗室で焼いた。40年ほど前の高校生の頃に買った引伸し機を倉庫から出し、懐かしい「酢酸」のニオイを嗅ぎながら、20数年ぶりに印画紙と格闘。フィルター操作でコントラストを調整する最近の仕組みに慣れるまで時間が掛かったが、ほぼイメージどおりの作品が少しずつ出来上がってきた。開催まであと6週間あまり、もうひと踏ん張り。

■写真は納戸の荷物をカラにして作った暗室

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コメント

絶対行くね! 楽しみにしてます!
きみのモノクロ写真は、寡黙にして饒舌。
いくらでも眺めていられる写真でした。

また見られるんですね。楽しみです。

投稿: wakegiorino | 2010.06.20 21:20

wakegiorinoさん

コメントありがとう!
随分ブランクあったけど、またまたやりますよ~
でも、なかなか勘が取り戻せなくて
往生しました。

ぜひ見にいらしてくださいね。

zap

投稿: zap | 2010.06.20 23:39

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