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2010.02.28

千葉は、水の中。

Photoチリで大地震が起きて、津波となって地球を半周して日本にやってきた。幸い被害がでる規模の大きな津波にはならなかったようだが、TVやラジオは太平洋側の広いエリアでの警告を発し、高台への避難を勧告していた。

私の住む千葉県は、関東では最も長い海岸線を持つ上に、隣接する県との境を流れるのが利根川と江戸川。つまり、千葉は北海道や沖縄と同様の“島”と言っていい。しかも、都道府県の中で最も標高が低く、その平均海抜は約43メートル。仮に海面が10メートル上昇すると、千葉県は本州の沖合いに浮かぶ正真正銘の島になるのだとか。海と川に取り囲まれている上に高台がほとんどない。つまり、千葉県は一旦大津波がやって来ると、そのかなりの部分が水に覆われてしまうかも知れない独特の地形をしている。

数年前。成田空港から航空機で旅に出たときの一場面を思い出した。千葉県のほぼ中央に位置する成田を飛び立った飛行機は、千葉県全域をなめるようにゆっくりと旋回。窓からはキラキラと光る広大な海と共に、たっぷりと水を湛えた水田が延々と広がり、まるで海と陸との境目がないかのような光景が眼下に映った。それは、大地と海とが一体となって、その中のごく狭い土地に人々が暮らし、その生活が“水”によってまさに潤されている様子を露しているようでもあった。おかしな言い方かも知れないが、我が千葉県はその独特な地形を持つことで、海面上昇や津波による“水没”を待たずして、昔から水に囲まれ、水と共生し、その大きな恩恵を受け続けてきた土地だと言える。

水が災いする天変地異は忌むべきことだが、東京近郊に位置することで「都会の暮らし向き」に気が行きがちな千葉での生活で、たまにはそんな自然との関わり、とりわけ海や水の恩恵に思いを巡らすことがあってもいい。

◆写真◆『笑点』でも津波警報が・・・

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