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2009.07.20

カマキリの、完食。

1動物が仕留めた得物を満足げにむさぼる。映画やTVの自然モノででたまに観る弱肉強食のシーンだが、ニンゲンも雑食性の動物として同様な行動を日常とっているらしい。これはそのムカシ、ある行動学の本を読んでいてなるほどと思ったのだが、例えばワレワレが魚を食べるとき、その魚が生きているときの様子にできるだけ近い姿で目の前に横たわっている状況が、最も満足を与える、というもの。これは例えば、サンマの塩焼きやタイやヒラメの活き作りなんぞで想像できる。そしてさらに、相手がすでに絶対に自分に危害を加えない状態であって、この得物を自らの手や道具で崩し、刻みながら時間をかけて食べることで、更なる満足が得られる、というもの。これは、丸ごとの焼き魚に限らず、カニや貝を含めた魚介、鶏や豚などの動物のたぐいを食べるときにも言えるように思う。
また例えば、たまに贅沢をしてレストランでステーキを食べる、なんていうとき、定番中華料理の「青椒肉絲」のように細切れた牛肉のほうが食べやすさの点からは優っているのかも知れない。が、ひとかたまりにカットされ、血の滴るような肉を両手を使ってじっくり分解しながら口に運ぶほうが、満足レベルが断然高いのだそうだ。さらに、「骨つきナントカ」を好むのも、ワレワレ動物仲間であるニンゲンのそんな習性が太古の昔から生きつづけているからかも知れない。

さて、真夏も近づく休日に家の回りの雑草むしりをしていたら、家の壁にカマキリがジッと留まっていた。よく観ると、かなり大きな得物=緑色の細長い虫=を右の前脚でシッカリと掴んで頭からユックリと食べている。まさか全部は食べきれないだろうと思って観察していると、3分ほど掛けて完食。しかも得物がよほど美味しかったらしく、このカマキリはいくらワタシが顔を近づけても満足げな様子で、一歩もそこから動こうとしなかった。
美味しいモノを食べているときがイチバン無防備。これも、生き物共通の習性なのかも知れない。

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