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2008.12.31

再会、そしてさようなら。

Photoこんな言葉を普段辞書で確かめることはないのだが、「さようなら」という不思議な言い回しをわが愛用の明鏡国語辞典で調べてみると、わかれるときのあいさつのことば、と書いてあった。いちいち引くなと言わんばかりの平仮名のみの解説にこれまた不思議な感動を覚えるのだが、語源として「然様(さよう)ならば、これにて御免」とあって、突然カッコイイ侍が登場。こんなポピュラーな日常用語にも、日本語の奥深さと優雅さを感じられるようになったのも、またひとつ年をとったからなのだろうか。

さて今日で2008年ともお別れ。いつになくいろいろなことが起こった年だったように思うのだが、今年ひとつ象徴的だったことに、学校へ通っていた頃の友人との再会があげられる。とくに、長年疎遠だった高校時代の友人から同窓会企画の声が掛かり、お世話になったある先生を囲んでの大規模同窓会が30数年ぶりに来る2月に実現することになったのは大きな収穫だ。
Photo_2ワタシは高校時代、写真部の部長をつとめる傍らで、卒業記念アルバムの制作を担当していた。今回の同窓会の演出で、その頃アルバム向けにワタシが撮影したモノクロネガがよみがえることになり、当時の高校生としては生意気にもペンタックス6×7とニコンFで撮り溜めた原版の掘り起こしをしたのだが、あらためて見てみると、自由で活き活きとしていた70年代の都立高校の雰囲気がよく伝わってきて懐かしい。50枚以上のネガをセレクトしながらスキャナーに掛けていたら、いつの間にか夜が明けていたのだが、よく徹夜で暗室作業をしていた高校生の頃を思い出してしまった。

Photo_3今年あった大きなさようなら。それは、会社の先輩が世を去ったことだ。最近、宣伝部時代にお世話になった方が立て続けにガンを患って亡くなったのだが、とくに昨晩お通夜に行ってお別れをしてきたK.Y.さんは、入社したての頃に、地方紙向けの広告出稿を担当していたワタシのトレーナーになって頂いて以来、長くお世話になった“大姉御”。K.Y.さんのキビシイ業務指導は日常だったが、つい最近まで、折に触れ酒宴に同席させて頂いた折の面白い会話は忘れられない。“全共闘世代”の骨太で多才な、尊敬する先輩だった。

経済の乱高下を中心に、世の中の先読みが不可能になったとすら感じられるこの一年。そして、そんなニンゲンの世を笑っているかのような、年末のこの晴れ続きで穏やかな気候。さて来年は、どんな“ハロー・グッドバイ”があるんだろう。

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