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2008.06.01

江ぐち、健在。

12ワタシは特段のラーメン好きと言う訳ではないが、ここのラーメンは電車に乗ってはるばる千葉から食べに行く価値がある。三鷹の江ぐち。ヤボ用あり久々に吉祥寺へ行ったついでに、これまた久々に「中華そば 江ぐち」へ。JR三鷹駅南口を降りバス通りを南へ少し歩いたビルの地下1階。夕方の4時開店直後に入ったら、既に客が3~4人カウンターに座って美味しそうにそばをすすっている。
34会社に入り20年ほどの間、小金井にいた頃は、中央線沿線に住む者として贔屓にすべき“中央線飲食重要スポット”にはこまめに通ったつもりだ。そのラーメン部門の筆頭が、この「江ぐち」だ。一時のラーメンブームが去ったのか今もそれなりに続いているのかは分からないが、そんな世の流行り廃りとは無縁な風情の店構えが、かつて地上にあった時と変わらず続いているのが嬉しかった。
昔ながらの「中華そば」はシンプルが身上。醤油味のあっさりスープに腰のある黄色い麺。そこにナルトとシナチク、そしてネギとチャーシューが乗っていればそれで完成。そんな「東京の中華そば」を普通に提供し続けているシーンは貴重だ。

5かつて、このラーメン店を題材にした『小説 中華そば「江ぐち」--近くへ行きたい。秘境としての近所--舞台は"江ぐち"というラーメン屋。』(久住昌之著 新潮文庫)がリリースされるほど、この店は存在感を放ち、多くのファンから支持され続けてきた。でも、そんな“騒ぎ”とは無関係に、淡々と店を切り盛りする元気なミスター・エグチに会えてよかった。無論、半熟タマゴ入りの中華そばを注文する前のアピタイザーとして味わうシナチクのつまみとビールの中ビンはラーメンへ至る通過儀礼として必須メニュー。ほろ酔いで食べた中華そばは、能書きの多い今日びのラーメンと較べ難い直球&シンプル。江ぐちラーメンの勝ち。

【写真上から】
■絶妙半熟タマゴは麺を茹でる釜で一緒に茹でる。これが江ぐち式。
■「江ぐち」の看板。かつてはここにシブイ木造の店舗を構えていました。
■後ろがミスター江ぐち。フロントでは若い兄貴が仁王立ち。
■天井に映るカウンターのおじさん達。至福の時間。。
■小説 中華そば「江ぐち」。久住昌之氏渾身の実名入り小説。アクマは今頃どうしている。。

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