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2007.04.08

デジタルストレス。

Imgp4579小さい頃、光のスピードはとても速くて1秒間に地球を7回り半する、と教わった。この「半」というのが少し気になったし、誰がどうやって測ったのか、光が何でぐるぐる回るんや、とツッコミたくもなったが、電気も同じぐらい早く伝わると聞き、遠距離電話とかテレビの衛星中継とかでそのとてつもないスピードが実感できた気になっていた。
時代は下り情報技術が発達するに連れ、パワーを運ぶ電気より情報を運ぶ電子の出番が多くなってきたやに映る昨今。いわゆるデジタル機器のみならず、家電製品やらクルマの類にも「電子頭脳」が搭載され、機能的にはタイヘン便利になった。一方で、パソコンをその代表格として、高性能になればなる程、させる仕事の質量ともに従来に比して格段にアップしてきた。そのため、ソフトウェアを動かすという観点ではやむを得ないのだろうが、電気や電子の固有のスピードが却って「遅さ」としてネックとなり、折に触れ遭遇するラグタイムに対してストレスを覚えるようになる。
例えば、ケータイ通話で起こる遅延感、デジカメデータの書き込みの遅さ、デジタル放送で発生するいわゆるディレイ、日常的にはネットワークが輻輳した際にとくに顕著なつながりにくさ、などなど。かつては機器類やインフラの構造・機能がシンプルで、使い手の要求が単純だったために殆ど感じずに済んでいたこの“デジタルストレス”とも言うべき感覚は、その便利さを享受する状況になればなる程、侮れない弊害としてワレワレに蓄積されるように思えてならない。

Imgp4552また、デジタルの領域で気になること。
機器やデバイスのツクリが複雑かつ微細なうえ、中味がブラックボックス化されているため、いつ何どき原因不明の“不具合”が発生するのか判らない、リカバーが出来ないのではないか、という漠とした不安感。更には、溢れ返る新製品のみならず、サービスも含めた選択や購入決断のタイミングが摑めないこと。そんなクダラナイと思われそうなことも、ストレスのひとつとなりはしないか、と思う。

一方、ニンゲン様の持つ神経細胞は、電気信号を遣り取りして働いているのだとか。脳の働きも心臓の動きも、電気的な刺激によって機能しているのだとすれば、ワレワレ自身がひょっとしたら“デジタル機械”のようなモノなのかも知れないな、と。
遅延=老化に伴うボケ、不具合=原因特定できないようなビョーキ、購入決断ができないこと=生来の優柔不断(!?)・・・

機器やらサービスのように買い替えたり乗り換える訳にもいかず、バージョンアップもできず、修繕もままならないこの厄介なツクリモノこそ、ストレスの元凶だったりなんかしてね・・・

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コメント

あのう、とってもしょうむないことお尋ねしますけど、「つかむ」って漢字、どうやって正しく表示させてます?単に仮名漢字変換しただけでは「掴む」になってしまい、ワタシはこういうウソ字が大嫌いなので平仮名で「つかむ」と書くか、「攫む」にしています。なんたら文字鏡というソフトを使っていたこともありましたけど、メンドーになって今は使っていません。これもデジタルストレスの一種か。

投稿: 赤壁周庵 | 2007.04.10 07:01

 デジタル放送で時報が無くなった!

 という、番組がありましたね。昔はピピピピーとテレビではありましたが、デジタル放送ではMPEGエンコーダとデコーダの遅延があり、正確に表示できないので、やめたそうやね。

 私はデジタルストレスよりも、毎日、警笛を鳴らすバイクの音と物売りが流す演歌風ベトナムの歌、季節に関係なく流すクリスマスの音楽にストレスを感じています。

投稿: jo | 2007.04.11 00:24

赤壁さん。つかむ>変換で摑むがでます。つかまない>変換でも摑まないがでます。なので、掴むしかでない理由が、摑めない。
それにしても、いずれの漢字も、過去一度も手で書いたことがないですね。書きもしない漢字がひょいひょい出てくるパソコンも考えモノかも。

joさん。 そうそう。TVで時報の音を最近聞かなくなりました。セイコーの時計が7時をお報せします、なんていうCMコピーも、今は昔なんですね。
年中クリスマスソング・・・これは想定外の通年クリスチャン状態。ベトナムは四季がハッキリしていないからなんでしょうか? それを思うと、日本人は律儀にクリスマスソングと付き合っているように思えます。

投稿: zap | 2007.04.12 23:58

zapさん、ありがとう。仮名漢字変換ソフトのバージョンが古かったようです(ATOK13)。MS-IME(2002)は嫌いだけどこちらでやってみると「摑む」おお、きちんと変換されました。JIS第一水準だか第二水準だか判らないけど、「摑む」も追加されたようです。しかし、大袈裟に云えば一国の言語にかかわるようなことがなぜ日本工業規格で決められているのか、とっても疑問です。

投稿: 赤壁周庵 | 2007.04.14 05:06

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