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2006.11.12

感動の落語会。

Dscn1827久々に落語を聴きに行った。それも、上野の鈴本でも新宿末廣亭でもなく、何故か本郷の東京大学。
会社の後輩であり呑み仲間でもあるTS君が、東大落語研究会OBとして、大学のイベントの落語会で上方落語の傑作『胴乱の幸助』を演るというので、何はさて置き行ってきた。

TS君とは二十数年前、同じ職場の時代にたまたま落語のハナシで意気投合して以来、宴席では米朝や枝雀ネタで深く盛り上がること数知れず、の仲だ。が、彼とワタシの落語に対する入れ込み方の決定的な違いは『演じ手』であるか『聞き手』であるかということ。大阪出身のTS君は会社就職の折、ホンキで桂米朝門下への弟子入りを考えたという程の筋金入りの上方の噺家なのだ。
しかも、今回の落語会では、彼の十八番であるのみならず、ワタシも嘗て米朝や枝雀の高座で痺れ聴き入った『どうらん』を演ずるというから、聴きに行かないテはない。

戦前から建っていると思しき古い文学部校舎の大講堂が俄作りの寄席だ。出演の皆さんは東大OBとして各界で活躍されている方々なのだが、噺家としても素人芸の領域を遥かに超えた落語を聴かせていただき、正直驚き、感動した。が、恐らく当日唯一の上方ネタだった『和朗亭南坊(わろうていなんぼう)』ことTS君の高座は、この40分近い長講をテンポと間を崩すことなく熱く演じきった点において、その中でも、素晴らしい玄人芸と評して良いと思った。

Dscn1822胴乱の幸助。唯一の道楽が喧嘩の仲裁という大阪に住む割り木屋のオヤジさんが主人公だ。稽古屋で聞いた浄瑠璃の話を本当の揉め事と勘違いして大阪から京都まで赴き、最後の最後まで誤解モードで暴走する、という如何にも上方落語らしいお話し。また、TS君の次回・来年の演目がこれまた枝雀サンの十八番である『寝床』とかで、これまた期待しないワケにはいかないのだが、次回は大学の落語会ではなく、TS君も提灯を建てたという、大阪の常設寄席『天満天神繁昌亭』に是非チャレンジしてほしいものだ。

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