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2006.11.26

そろそろデジタル一眼レフ。

Dsc_0006中学の時分には「アサヒペンタックスSP」。高校に入ってからは「アサヒペンタックス6×7」と「ニコンF」。いくら大好きな趣味とは言え、10代の若造には過分なカメラ道楽だったと思う。しかし、体育会系に殆ど縁がなかったワタシにとって、そのようなカメラを保有し、暇さえあればあちらこちらを撮り歩いたり、日中から暗室に籠もるといった“写真生活”は、日々のココロの拠り所であり、気の置けない仲間の集合場所でもあった。
その後、大学を経て勤め人となり約25年。今以て宣伝やらカタログ作りの仕事などに関わることで、写真を扱うこともしばしばあるのだが、学生時分に積極的にやっていたような、自らが思い描くような写真を創るという行為から遠ざかっていることは、とても残念でならない。当時まだ存命中の木村伊兵衛を敬愛し、畏れ多くもアンセル・アダムズやエドワード・ウェストン、ウィン・バロックといった巨匠達にココロから傾倒していた若い頃、本気で写真作家を夢見たこともあった。

写真のセカイから遠ざかったことの理由の一つ。それは銀塩(フィルム)写真に立ち向かうときに必要な厄介で煩雑な数々の“儀式”に思い至る。撮影する対象や場面により機材やらフィルムを選択しなければならない。アタリマエと言えばそのとおりなのだが、35㎜判なのか中判なのか。カラーポジなのかモノクロなのか。ハイスピード優先なのか高精細を目指すのか。レンズの味やら発色性能、フィルター効果も侮れない。そして後処理。自家現像の場合は、クスリはどんな処方にするのか、処理温度を如何にして20℃に保つか。バライタ紙の乾燥を巧くやるには、カーリングをくい止めるにはどうしたらよいのか・・・などなど。
これら、銀塩ワールドで活動する以上避けては通れない数々の関門自体が、趣味性の発露として楽しめる諸要素ではある。しかし、勤め人となりいろいろな意味で余裕が無くなってしまえば、これらの多くが重い制約となって、結果写真の世界から遠ざかってしまうことになる。

Dsc_0013が、最近。そんな制約をことごとくクリアするのが、デジタル一眼レフカメラだ、ということに遅まきながら気づかされた。
デジカメが世に登場して10年程経つだろうか。ごく最近まで、出版物で目にする写真を含め、デジタルで作られた絵を観るにつけ、往々にしてパンフォーカスで深みに欠けるモノが多く「やっぱり銀塩」と思い続けてきたのだが、ここ1年ほどのうちに世に出された各社のデジタル一眼によるアウトプットを観るに、目覚ましい“銀塩化”。その性能が上がる一方で価格もそこそこ下がり、やっと使えるモノが出てきたというのが実感だ。

そんな中のこの週末、新宿で「ニコンD80体験セミナー」なるイベントに参加した。従来のフィルムニコンの操作性を踏襲し、ファインダー性能やその価格に大いに納得できるニコン渾身の製品だと思った。そして、これまで購入を逡巡していたデジタル一眼レフへの気持ちが吹っ切れたと同時に、コンパクトカメラのみのお遊びの世界に過ぎなかったデジカメの領域に入り込むキッカケを掴んだ気がした。

なにせ、撮影途中でイキナリISO感度を4倍にできることが如何に作画の領域を広めてくれるか、なんて、フィルムカメラの時代には微塵も考えなかったことですから。

※写真は、セミナーで貸し出されたニコンD80で撮影した新宿の夕景スナップ

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コメント

おおーっ、zapさんがいよいよデジタルですか!

zapさんのモノクロ写真、大好きです。デジタルならフォトショップでトーンの調節も自由自在。zapさんならではの、深みのあるモノクロ写真を見せていただけたら嬉しいです。

……って、そんなモノクロ写真は、邪道(汗)?

投稿: negi | 2006.11.27 00:28

negiさん、コメントありがとう。
70年代、確かにモノクロ写真にイノチ賭けてました。(大袈裟)
今も暗室でキチンとしたプリントを焼く自信はあります。
けど、デジカメ+フォトショップで当時のバライタ印画紙並の
深みあるプリントが作れるのか。これからのチャレンジ課題です。
ぜひご批評を!

投稿: zap | 2006.11.27 01:32

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